慢性頭痛の治療とその対策についてお話します。
片頭痛及び緊張型頭痛に対して、病院ではいろいろな治療薬が処方されます。中でも片頭痛に対しては、特効薬ともいえる薬が登場し、治療の選択肢が広がりました。上手に使うことで、痛み発作をかなりコントロールできます。
片頭痛治療
鎮痛薬のほかに、血管の拡張を抑える片頭痛の薬や、頭痛が頻繁に起きて鎮痛薬をたくさん飲む人には予防薬が処方されます。
片頭痛対策
発作時:- 冷やす:冷却シートや冷たいタオルで、こめかみなど頭の前のほうの痛む部分を冷やすのが基本です。冷やすと血管が収縮して炎症が軽くなり、痛みが和らぎます。
- ひと眠りする:片頭痛は、ひと眠りすると楽になります。可能なら暗い静かな部屋で横になり、睡眠をとるのがいちばんです。
- カフェインをとる:カフェインには、血管を収縮させる作用があり、片頭痛を抑える効果があります。コーヒーや緑茶などを飲むのも一つの方法です。
- 頭痛ハチマキ:痛むこめかみあたりを、ハチマキやタオルなどで、心地いいくらいの強さでギュッと縛りましょう。血管の拡張を抑え込むことで、痛みが楽になります。
- 誘因の除去:空腹や寝すぎ、特定の食べ物やお酒、ストレス、気温の変化、まぶしい光や騒音、人ごみなど、自分の片頭痛の誘因をみつけ、可能な限りそれを避けるのも大切です。
- マグネシウムをとる:片頭痛の予防にお勧めの食品は、大豆、海藻、黒豆、ひじきなどです。これらの食品に含まれるマグネシウムには、血管を収縮させたり、炎症を抑える働きがあり、痛みの防止につながります。
- サプリメントを利用:ビタミンB2にも脳の働きを整え、痛みを改善する働きがあります。またハーブサプリメントのフィーバーフュー(ナツシロギク)には、血小板の凝縮を抑えて、血管が拡張するのを予防する作用があり、片頭痛に対する有効性が言われています。
拡張型頭痛対策
頭痛時:- 温める:温めて筋肉をほぐすことが基本です。蒸しタオルやホットパックで、後頭部 や首、肩を温めます。筋肉の緊張がほぐれて血流が良くなり、痛みが和らぎます。冷やすと一時的に楽になりますが、神経が麻痺する見せかけの改善で、その後かえって悪化します。
- 首筋のつぼ:首の後ろの太い筋が、頭の骨にぶつかったところの外側にあるツボが天柱です。両手の中指を当てて押したり、シャワーやドライヤーの温風をあてて刺激するのも効果的です
- 肩こり体操:
首ふり体操:ゆっくり頭の重みにまかせて首を前に倒し、同様にゆっくりと後ろに反らすのを5~10回繰り返します。前に倒すときに息を吐き、後ろにそらす時に吸う深呼吸を加えるとより効果的です。
スットン体操:両肩をゆっくり上にあげ、そのまま数秒間肩や首の筋肉を緊張させた後、スットンと落とします。落とした時に血液が流れ、老廃物が排出されて痛みを改善します。5~10回繰り返します。
ヒジテツ体操:肘を曲げ、肘鉄をするように勢いよく腕を後ろに引きます。その状態でしばらく止めてから、力を抜いて息を吐きながらゆっくり腕を戻します。肩甲骨の後ろ側の筋肉がゆるみ、凝りや痛みが和らぎます。5回程繰り返します。
- 姿勢を改善:頭の重さはだいたいスイカ2個分です。うつむき姿勢や猫背では、首や肩の筋肉への負担が大です。デスクでは椅子を低めに、台所では調理台を高めに調節しましょう。
- 枕を工夫:枕が高すぎると、寝ている間に首や後頭部の筋肉に凝りが生じ、頭痛のもとです。朝起きると頭痛がする人には、バスタオルを2~3回折ったものや薄い羽根枕などの利用がお勧めです。




